紅茶屋の知識

2023.01.17

茶園について

シーヨック茶園 【 Seeyok T.G】


『シーヨック茶園』は、インドとネパールの国境近くのスプリングバレーの標高1,100~1,800mに位置する自然豊かな茶園です。
有機栽培とバイオダイナミック農法で歴史があり日本、スイスなどの厳しい認証機関からの認定を受けています。
化学薬品を一切排除した農法は大変手間のかかる作業で、自然に優しくかつ美しい紅茶に仕上げる事で品質の高い評価を受けている名門茶園です。

 

セリンボン茶園 【 Selimbong T.G. 】


『セリンボン茶園』は、ダージリン地方の西方に位置するロンボン渓谷に面した立地で、標高は500~2,000Mという高く険しい斜面に茶園はあります。
ダージリンでは約87の茶園があり、その中で完全有機栽培をしている茶園は13ヶ所です。特に『バイオダイナミック農法』を行っているのは3茶園と限定されています。
セリンボン茶園は、シュタイナーによるバイオダイナミック農法を行っている品質の高い茶園の一つです。
バイオダイナミック農法とは、オーストラリアの人智学者「ルドルフ・シュタイナー」によって提唱された有機農法です。

 

キャッスルトン茶園【 Castleton T.G.


『キャッスルトン茶園』は、”ダージリンの最高峰”と称され世界的にも有名で格式の高い茶園です。標高980~2,300mに茶園(約:250ha)が広がり、ダージリン地方では中間的な標高もあって比較的穏やかな気候で、茶葉の風味もまろやかでバランスの良いのが特徴です。
やや小規模な茶園ですが、技術・品質の高さでは定評のある茶園です。キャッスルトンは、オークションにおいて過去最高値を何度か記録し、有名になった茶園です。
とくにハイシーズンの茶葉は評価が高く高値で取引されています。
※世界で最初にマスカテルフレーバーを紹介した茶園です。

 

オカイティ茶園 【Okayti T.G.


『オカイティ茶園』は、ダージリンの茶園の中でもトップクラスの技術を誇る茶園です。オカイティ茶園は、1888年に設立されたダージリン地方でも最初の紅茶工場になります。標高は1,300~2,000mに位置し、西側でネパールにほど近い場所に広がる茶園です。
創業当時は、ランドゥー茶園という名前でしたが、ロンドンのオークション会場で唯一『OK Tea』と評されたことからオカイティという茶園名に変わりました。1959年イギリスのエリザベス女王がオカイティの紅茶を絶賛し、茶園に手紙を送った事でも有名な茶園です。
香り、コク、渋味のバランスの紅茶を安定的に生産している品質の高い茶園です。

 

グームティー茶園【 Goomtee T.G. 】


『グームティー茶園』は1899年創業の茶園で、『Goomtee』と言う名前はネパール語でPlace of turning:回転・転換する場所を意味します。
ダージリン南部のカーシオン・バレーに位置するこの茶園は、標高1,200~1,800mの良く雨が降る山の斜面に中国種の茶樹を中心に栽培が行われています。
寒暖差、降水量、日光をさえぎる霧と全てにおいて茶葉の成長に適しており、安定した良品を生産する技術で、毎年高値が付けられる名門の茶園です。グームティ茶園の特徴は製茶の工程で乾燥作業を通常は1回なのですが、2回乾燥作業を行う事で、紅茶葉がしっかり乾燥され香りの良い高品質の茶葉になります。

 

サングマ茶園【Sungma T.G.】


『サングマ茶園』は、ダージリン西部、ネパールとの国境に近いランボンバレーの標高約1,250m~1,800mに位置する茶園です。1863年~1868年に英国人によって茶園が開かれ、『サングマ』と言う名前は、チベット語のSanga-Marunに由来し、『大きなキノコが沢山なる場所』という意味です。オーガニックガーデンとして近年どんどん評価が上がってきており、ダージリンの中でも丁寧で熱心な茶作りが知られる名園のひとつです。

 

ジュンパナ茶園【 Jungpana T.G.】


『ジュンパナ茶園』は、100年以上の歴史を持つ、インドで最も古く歴史ある茶園の一つで、ダージリンを代表する名門です。 「イギリス王室御用達」としても安定した高い品質管理で紅茶作りを続け、ティー・オクションで何度も最高値を更新している格式高い茶園です。

 

ハイランズ茶園【 Highlands T.G】


『ハイランズ茶園』は、ロングビュー茶園(ハイランズ)は、ダージリンの茶園の中でも歴史のある大きな茶園(506ha)で、生産量もかなり多い茶園の一つです。
ダージリンの入り口、標高500~900mに位置し、インドの広大な大地が見渡せ、美しい眺望が望める所から茶園名がついたそうです。
152haでチャイナ・ハイブリッドAV2のクローナルを栽培し、クローナルではダージリンで一番の栽培面積を持っています。
オーガニック栽培は、「ハイランズ」というブランド名で、177haの土地で有機肥料を使用し、国際レベルの厳格なチェック体制で継続されています。過去3年で、HACCP、ISO、IMOなどのオーガニック認証を獲得している商品質で安定的に生産している茶園です。

 

ピュッタボン茶園【 Puttabong T.G】


『ピュッタボン茶園』は、最大高低差が1,200Mあり最も高い標高で2,500Mにもなる山麓に広がる広大な茶園です。ダージリン地方の中でも北に位置し、紅茶の栽培技術にも積極的に研究を行い品質の高いダージリンを生産する古い歴史(1852年創業)を持つ茶園です。

 

マーガレットホープ茶園【Margarets’ Hope T.G.】


ダージリン地方のほぼ中央に位置する『マーガレットホープ茶園』は、標高が1,000~1,970Mほどにあります。
バランスのとれた高品質のダージリンを生産し、近年人気が高くなってきている茶園です。
マーガレットホープという茶園の由来は…。
1930年頃茶園オーナーの娘マーガレットは結婚のためイギリスに帰国することになりました。
マーガレットは育った茶園を離れるのを惜しみながらイギリスに向かうことになりましたが、帰路の途中、病気で亡くなってしまいました。
茶園オーナーの父は悲しみ、娘マーガレットの「いつか茶園に帰りたい」という希望をこめて、マーガレットホープという名を茶園に付けました。

 

リシーハット茶園【Risheehat T.G.】


『リシーハット茶園』は、ダージリン北西部の標高980~2,000mに位置する茶園です。
茶園の名前の由来は、『聖者の場所』を意味しています。地理的に東側は日照時間が長くなり、少し早目にシーズンが到来するのもこのリシーハット茶園の特徴になっています。
茶園内には、学校や図書館などが併設されてる一つの町のような茶園です。

 

リンギア茶園【Lingia T.G.】


リンギア茶園はダージリンの茶園のプリンスとされており、高品質の茶葉を生産しています。識別力に優れた日本のダージリンティー愛飲家の方々に人気があり、当茶園の茶葉しか召し上がらない方もいらっしゃいます。
“リンギアLingia”は”Lin-ge”という地元の言語から由来し、8つの絢爛な山の峰のトライアングルという意味です。茶園の位置に恵まれているため繊細で素晴らしい茶ができ、当茶園独特のバラのような香りで知られています。リンギアはダージリン地方のGolden Valleyの中にあり、ダージリンの街から35kmの距離です。
リンギア茶園は140年以上の歴史があり、中国種の茶樹が主に栽培されています。この種はバラと同じ遺伝子系のため、ここに香りのルーツがあります。当茶園では総面積141ヘクタールで約85トンの収穫があり、海抜1848mに位置します。通常は474名が働いていますが、ピーク時には臨時雇用があります。他の茶園同様、住居・教育施設・医療施設・礼拝所などが完備されています。リンギア茶園で生産される茶葉は、すべて有機栽培です。

※茶葉を提供してくれているインドのマエザン・ティーカンパニーのアマジット・ダス氏が、お客様のためにオータムナル・リンギアについて寄せてくれたコメントからの翻訳です。

 

ロヒニ茶園【Rohini T.G.】


『ロヒニ茶園』は、インド・西ベンガル州の北、ダージリン地方カンチェンジュンガを臨む標高500~1,800Mにある約90の茶園では季節ごとに収穫・生産されています。夏は涼しく避暑地として昔から親しまれ、冬は厳寒のため茶園は休眠期になります。3~4月の最初の収穫が『ファーストフラッシュ』と呼ばれ、『セカンドフラッシュ』は5~6月、そして9~10月に『オータムナル』と三つのシーズンがあります。
それぞれキャラクターが異なり。ファーストフラッシュは、およそ紅茶とは思えないほど非常に淡い水色と芳醇な香りに特徴があります。その薄い色合いからは想像しにくいはっきりとした、キリッと引締まる渋味が魅力です。

 

ピュッタボン茶園【ピュッタボン茶園】


『ピュッタボン茶園』は、ダージリンで最も古い歴史を持つ茶園の中の一つです。ピュッタボンとはネパール語で「葉が生い茂る地」と言い、1852年に創業されています。ダージリン地方の北に位置し、標高は1,300~2,500mで茶樹の品種改良や栽培技術の研究も積極的に行われ毎年安定した質の高い茶葉を生産しています。